男と女、親と子、教師と生徒、上司と部下、大人と子供、他人と自分。それぞれの違いを認め、シャンと区別して生きるのが、男というもの。ケジメ、へだてのないところ、権威も個性も、そして名前すら存在しない。ケジメ喪失がもたらしたさまざまな現代人病にメスを入れ、ケジメの回復こそが、今なお低迷している社会や経済、さらには個人をも活性化する源泉であると説く警世の書。