東に快作あれば心酔して讃し、西に駄作あれば筆誅を加える。戦時には国を憂いても静心を忘れず、傑物の門を叩いては意気投合。風雅の道も忘れず嗜み、ひとり映画館の闇に物思う日々。たまには贋作を掴ませられたっていいじゃないか。これぞ男子の生きる道!批評前線異状アリ!そして、フクちゃん、あなたはよく闘った-。われらが全身批評家の週刊新潮怒涛連載「闘う時評」ついに刊行。