「教養」の歴史は意外なほど浅い。その教養がなぜ、「古典」「読書」「該博な知識」などと結びつき変質してしまったのか-。新進気鋭の哲学者が、探偵のごとく「真の教養の姿」を追い求め、現代に蘇らせる知的興奮の書。