世界的巨大テロ組織「世界革命党」から警視庁に脅迫状がとどいた。「ヘイズが来日すれば必ず殺す」しかし、イギリスの流行作家V・ヘイズは警告を無視し、ノブコ夫人と来日。同行したS・ヤードの辣腕刑事と十津川警部は、捜査方針で対立しながらも必死に警護にあたるが、寝台特急「さくら」で夫人が誘拐された。長崎駅で待ち受ける緊迫と戦慄の一瞬。