• Author高群逸枝 堀場清子
  • Publisher岩波書店
  • ISBN9784003810613
  • Publish Date2004年5月

娘巡礼記

大正7年、24歳の高群逸枝(1894‐1964)は四国へ旅立つ。家を捨て、職を捨て、恋を捨て、ただ再生を目指して。女性の旅行が好奇の目で見られた時代、旅先から書き送られたその手記は新聞に連載されて大評判を呼ぶ。八十八ケ所巡礼中の苦しみと悟り、社会のどん底に生きる遍路の姿、各地の風物をいきいきと伝える紀行文学の傑作。

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