著者は米国務省の朝鮮担当官として、初めて公的に北朝鮮を訪れた交渉団の一員であり、その後一貫して北朝鮮との交渉に携わってきた。南北関係だけでなく超大国の利害が複雑にからむ諸交渉を経る中で、誇張されがちな北朝鮮の実相を次第に把握してゆく。未公開の資料と写真を満載し、北朝鮮をめぐる外交交渉の最先端を語る。