• 著者懸田克躬/著
  • 出版社中央公論社
  • ISBN9784121000682
  • 発行1965年0月

病的性格 : 10の類型とその行動

目次 序章 社会病理と異常性格 / p3 精神衛生法改正の動き 病的性格者はふえているのか 太宰治の病める性格 夏目漱石の人間きらい 1章 病的性格の類型 / p19 病的な性格とはなにか / p20 異常性格と病的性格 性格の平均像 病的性格の分類の試み 不確実感と不安感に悩む人々 / p30 不安におびえる人々 敏感型の人と制縛(強迫)型の人 敏感な人の関係妄想 ヒステリーとよばれた人々 / p42 顕示性の人々 奇をてらう人々 空想虚言(病的虚 言)の人 にせ王女の物語 ある虚言癖の窃盗者 嘘の犯行 太宰治の嘘 意志の弱い人々 / p62 風にそよぐ葦 不良凶悪犯の精神的資質 発揚型の人々 / p70 活動的な人 循環情性の人 好争性の人と軽佻人 抑鬱性の人々 / p79 生きる自信のないペシミスト 循環情性の抑鬱気質 漱石の『こころ』 二つの抑鬱気質 冷たい人々 / p88 情性の乏しい人 良心のない人 混合型の人 分裂病質と情性の乏しい人 冷酷な虐殺者たち ある少年殺人者 怒りやすい人々 / p96 爆発型の病的性格 クレチュマーの粘着型の気質 異常な性格と脳波の異常 脳波所見の語るもの 気分の変りやすい人々 / p102 気分変調型の人 気分易変型の人 狂信的な人々と妄想をいだきやすい人々 / p109 狂信的な人たち 狂信的性格と妄想 ある好訴者の事件 無力型の人々 / p117 ノイローゼ・不定愁訴 森田の神経質理論 2章 生活のなかの異常 / p127 神経衰弱とノイローゼ / p128 病気とはいえない神経衰弱 神経衰弱患者の訴え 神経質の訴えの特徴 診断のしかた 神経質と区別しなければならない病気 神経質とノイローゼ 病める性にあえぐ人々 / p143 性の倒錯を示す人々 性対象の異常 同性愛の程度とその比率 同性愛はどうしておこるか フェレンチの説 性行為の異常 異常性愛は何を教えるか 食欲異常の人 / p162 巨食と無食欲 思春期痩せ症の少女 宿命としての犯罪 / p168 双生児の犯罪 素質と環境 少年の非行 終章 病的性格の判定と治療 / p181 病的性格は発見できるか 病的性格の治療はできるか 病的性格の処置 精神衛生法 あとがき / p197

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