歳をとると肉体的・精神的な衰えを迎えるのは避けられないが、少しでも長く健康であるにはどうすべきか。平均寿命が延び、ほとんどの人が高齢化社会を体験するとき、楽しい老後があるのか。本書は、実証的データと予測手法でこれらの問題を検証し、老人候補生にも高齢化社会を自分のこととして考える材料を提供する。さらに、近未来の日本は扶養地獄で老人受難の時代だという説を粉砕して、明るい老後社会の可能性を主張する。