21世紀はアジアの世紀であり、中国の、客家の世紀、さらには21世紀に通じる大きな門の鍵は客家が握っていると言われる。今、急成長を遂げる華南経済圏の主役は、華南、香港、マカオ、台湾、東南アジアの客家である。客家は元来、漢民族の一つの支系であり、客家人は客家語を使用し、黄河流域に歴史的血縁と地縁をもち、共通の生活様式、風俗習慣、信仰理念で結ばれている。客家出身の筆者が彼らの源流・文化・人物を検証し原像にせまる。