国内ではバブル崩壊の痛手から脱出できず、輝かしい未来を予感させたアジア型発展モデルも限界を指摘されて、多くの企業はアジアとの関連のなかで自らの位置を定めかねている。こうした状況のなかで果敢にアジアに、とりわけ中国に進出する企業はどのような戦略を抱いているのか。上海、大連、重慶で、輸出生産拠点から現地化、国産化へとシフトしつつ展開する進出企業の実態を詳細に追い、技術ネットワークの新たな方向を展望する。