• 著者清水久典
  • 出版社新潮社
  • LBRZ 0062578
  • 発行2003年9月

死にゆく妻との旅路 (3)

高度成長期、縫製一筋に生きてきた私は小さな工場を経営し、苦しくとも充実した日々を送っていた。が、中国製の安価な製品が容赦なく経営を圧迫し始める。長引く不況、膨れ上がる借金。万策尽き果てた時、私は妻のガンを知った…。「これからは名前で呼んで」呟く妻、なけなしの五十万円、古ぼけたワゴン。二人きりの最後の旅が始まった-。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 黒と茶の幻想 上
  • 黒と茶の幻想 下
  • 東京都の歴史散歩 上
  • 針と糸
  • ひとりぐらし
  • かもめ食堂
  • マチネの終わりに
  • お文の影
  • わたしの源氏物語
  • その時までサヨナラ