ファシズムが世界で台頭した時代、「第二次大戦の前哨戦」としてスペイン内戦が始まる。孤児であり、船乗りを経てニューヨークで底辺生活をしていた一人の日本人が、この戦いに義勇兵として加わった。その実像を詳細な史料踏破と、関係者への膨大な取材をもとに明らかにする。