捜査一課の松浦警部補は、リゾート開発絡みの不正融資を暴くため、墜落死した官僚が残した「白鳥メモ」の行方を追う。盟友の女性検事や元刑事らとともに、利権をむさぼり自分たちに都合のいいように犯罪を隠蔽する巨悪に立ち向かう松浦の身に、危険が迫っていた-。誇り高き者たちを迫真の筆で描く、警察小説の金字塔。