組合せ論は、グラフ理論・極値集合論・組合せデザイン(符号理論や暗号理論の道具として使われる)・代数的組合せ論・マトロイド・離散幾何学・計算幾何学など多岐にわたるテーマを扱った理論の総称です。本書は、全米屈指の名門校カリフォルニア工科大での講義をもとに、組合せ論の様々な分野の相互関係を明らかにすることを意図して書かれました。情報科学や工学の各分野で広く要求されるようになった、組合せ論の総合的な素養を身につけるうえでも、リファレンスとして使用するうえでも有用な一冊となっています。