本書は、考古学、人類学、遺伝学、生態学、地理学などの最近の成果をもとに、人びとがオセアニアの陸の世界と海の世界にどのように移住し、どのように適応してきたのか、そして人びとの系譜からも文化の系譜からもオセアニアはアジアとどのような関係をもっているのかについて、具体的に迫ろうとするものである。