リビジョニストは日本の経済・社会構造が反民主的であり異質であると批判する。それが高じて日本文化批判となり、日本研究さえもがアンフェア呼ばわりされる。この状況を打破するためには、まず「日本をどう捉えるのか」に関する原理と方法を確立する必要がある。そして、この問いは結局「日本とは何なのか」につながる。世界の視線が日本に集まる今日において、内外の専門家がこれらの難問にチャレンジする。