本書は、中国文明に学んだ都域を建設した古代日本、庶民=町衆の町づくりと武将たちの町づくりが進んだ中世、やがて幕藩体制のもとで、城下町と在郷町が成立する近世へ、日本の都市の歴史的展開をたどり、固有の〔都市の思想〕を探る。