江戸から東京への400の歴史を一括りにして眺め、巨大な歴史都市を総合的に捉え直そうとする「江戸東京学」シリーズの第一弾。本書は、浮世絵や屏風絵ほか、様々な史料に多角的にアプローチし、祝祭や娯楽・風俗、モードやメディアにあらわれる、都市の文化的様相を読み解く「文化誌」篇。歴史学、民俗学、社会学、美術史学などの第一線の研究者を糾合し、通時的な分析を試みて、創造の活気漲る迷宮都市・江戸東京の精華に迫る。