• 著者小川敏男/著
  • 出版社日本放送出版協会
  • ISBN9784140017814
  • 発行1996年-1月

漬物と日本人

食卓を彩る小品の文化誌。「何はなくとも香の物」-漬物は、日本人の食卓に欠かせない小さな名品であり、丹精を込めて仕上げる味の芸術である。神代の昔から食されていた漬物は、長い間の生活の知恵に育てられ、その土地の気候風土を反映して、今日の多種多様なものとなった。では、時代の移り変わりのなかで、漬物はいかにその姿と味を変えてきたのか。これからはどのような漬物が望まれるのか。長年、漬物の低塩化に取り組んできた著者が、日本の各地方に伝わる名産の数々と、古来からの漬物と日本人の関わり、漬物の科学を誌しながら、この「小さな芸術」の奥の深さを明らかにする。

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