徒然亭若狭こと和田喜代美が徒然亭草若に入門してから2年余り。一人前の落語家となるべく内弟子修業に励んでいた喜代美は、年季明けと一門の復活がかかった一門会の高座にのぼることに。草々との結婚、草若の病、清海との再会。不器用ながらも成長していく喜代美はやがて「おかみさん」となる。家族と伝統をめぐる人情エンターテインメント完結編。