明治になり、毛利家の奥御殿を辞した美和は、夫の遺児に久坂家を継がせようと尽力する。やがて、群馬県令となった楫取素彦と、その妻で美和の姉・寿の求めに応じ、新天地・群馬へ-。美和は病身の寿を献身的に看護し、楫取の事業を手伝いながら、命を散らせた仲間たちの"志"を胸にさまざまな困難に立ち向かう。そして人生の転機を迎えたとき、美和の選んだ道は!?