いまや権力争奪ゲームに明け暮れるときではない。政権交代から民主党の党内分裂、そして大震災への対応まで、重要な局面で総理や政治家は何をしたのか?彼らの政治行動を俎上に載せ、確たる政治理念を喪失した混迷の現状を厳しく批判。ジャーナリストとしての豊富な経験をふまえ、ときに歴史に学び、ときに他国と比較しながら、国家の大計を胸に秘めた骨太の政治リーダー像を力強く論じる。