• 著者竹内靖雄
  • 出版社中央公論新社
  • ISBN9784121009500
  • 発行1989年12月

経済倫理学のすすめ / 「感情」から「勘定」へ

倫理学といえば、必要以上に難解な、もってまわった表現で語られる印象が強いが、本書では「限られた財を人人にどう分配するか」という"稀少性の制約"を取り扱う経済学の発想を借りて、明快な議論を展開する。その際、倫理問題につきものの"感情"を"勘定"に置き換え、人々の損失と不満を少なくするような、無難な答えを見出すことを試みる。また数多くの例題が与えられており、それを解くことは格好の「頭の訓練」にもなる。

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