第1章 エヴァンゲリオン・アンバウンド-その記号性と身体・倫理(心的葛藤のない「戦争」 第3東京市の終わらない夏 宮台真司の吹っ切れ方とデカダンス ほか) 第2章 精神的エイズの世紀-「虚構/現実」を突き抜けるもの(消費社会での「知識」はサブカルチャーとして発現する 永山則夫の閉塞感と陸奥A子のフィクション ジャパニメーションと吉本ばなな ほか) 第3章 天皇制の現在と江藤淳の死-「焦立ち」の根源にあるもの(サブカルチャーに擦り寄る純文学 死んでから自殺した森鴎外 「江頭淳夫」にかえれなかった ほか) 第4章 オウムと格闘技と糖尿-立ち停まることの意味と場所をめぐって(立っている場所は現象の内か外か 信仰と宗教を代行するもの あり得る極端な二つの場所から ほか)