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  • 著者オリバー・ストーン 土方奈美 鈴木宗男
  • 出版社文藝春秋
  • ISBN9784163907659
  • 発行2018年1月

オリバー・ストーンオンプーチン

NHK「BS 世界のドキュメンタリー」で放送予定(2018年3月1日、2日二夜連続)

全世界で話題のドキュメンタリーを完全書籍化。



映画『スノーデン』を撮り終わったオリバー・ストーンは、

スノーデンが亡命したロシアに密かに渡り、

プーチン大統領のインタビュー・ドキュメンタリーを撮り始める。

クレムリンの大講堂で、アイスホッケー場で、ソチの避暑地で。

チェチェンの独立運動を潰し、

ウクライナからクリミアを強引に併合、

政権に楯突くものは次々に不可解な死を遂げる。

西側の報道によるそうしたイメージはストーンのインタビューによって揺らぎ始める。





1、5度の暗殺未遂にもかかわらず悪夢は見ない

一度目の訪問初日 二〇一五年七月二日

「就寝は午前零時、起床は七時頃だ。いつも六~七時間は眠っていた」



2、万能感に浸る国家は必ず間違う

一度目の訪問二日目 二〇一五年七月三日

「NATOには二種類の意見しかない。アメリカの意見と、間違った意見だ」



3、ロシアがスノーデンを引き渡さない理由を話そう

一度目の訪問二日目 二〇一五年七月三日

「スノーデンは祖国を裏切ったわけではない。公表という形でしか情報は出さなかった」



4、アメリカはロシアという外敵を必要としている

一度目の訪問三日目 二〇一五年七月四日

「イスラエルのパレスチナ封鎖を批判する人は多い。が、ウクライナ政府はドンパス地方に同じことをしている」



5、平和を支持するのは楽な立場だ

一度目の訪問三日目 二〇一五年七月四日

「あなたは平和を支持するという。それは楽な立場だ。私は親ロシアだ。私のほうが難しい立場にある」



6、同盟国と国民を追い込むシステム

二度目の訪問初日 二〇一六年二月一九日

「レーガンと私のあいだには大きな違いがある。破産しかけているのと、実際に破産しているのとでは大違いだ」



7、トルコはIS支配地域の石油の密輸先になっている

二度目の訪問二日目 二〇一六年二月二〇日

「一台や二台の話じゃない、何千台ものトラックがあの道を走っていた。まるで動くパイプラインのようだった」





8、クリントン大統領はロシアのNATO加盟を「いいじゃないか」と一度は言った

三度目の訪問初日 二〇一六年五月九日

「だがアメリカの代表団は非常に神経質な反応を見せた。なぜか? 外敵が必要だからだ」

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