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  • 著者伊集院静
  • 出版社文藝春秋
  • ISBN9784163907772
  • 発行2018年1月

文字に美はありや。

文字に美しい、美しくないということが本当にあるのだろうか、というきわめて個人的な疑問から歴代の名筆、名蹟をたどっていくものである。(本文より)



歴史上の偉大な人物たちは、どのような文字を書いてきたのか。

1700年間ずっと手本であり続けている”書聖”の王羲之、三筆に数えられる空海から、天下人の織田信長、豊臣秀吉や徳川家康、坂本龍馬や西郷隆盛など明治維新の立役者たち、夏目漱石や谷崎潤一郎、井伏鱒二や太宰治といった文豪、そして古今亭志ん生や立川談志、ビートたけしら芸人まで。彼らの作品(写真を百点以上掲載)と生涯を独自の視点で読み解いていく。2000年にわたる書と人類の歴史を旅して、見えてきたものとは――。この一冊を読めば、文字のすべてがわかります。

「大人の流儀」シリーズでもおなじみの著者が、書について初めて本格的に描いたエッセイ。

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