青春の日に、一読心を奪われた詩や、折ふしに唇にのぼる短歌…。それは人生のいかなる時にも静かに胸に響いて、なつかしい山河のような慰めとなってくれる。「あなたのお好きな詩歌を教えていただけませんか」。こう尋ねて、言葉をめぐる旅で見つけた様々な宝物を、四十六人の筆者に持ち寄って頂いた。それぞれのエッセイを読む面白さ、好きな詩歌を探す愉しみ、磨き上げられた日本語を味わうよろこび…、詩歌の美しい力に満ちたアンソロジー。
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