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  • 著者所正文 小長谷陽子 伊藤安海
  • 出版社文藝春秋
  • ISBN9784166611577
  • 発行2018年2月

高齢ドライバー

【増加が予想される「高齢ドライバー」事故。本人、家族、社会が出来ることとは?】



ブレーキとアクセルを踏み間違えて孫をひき殺した、高速道路に誤って侵入して逆走した、気を失って歩道に突っ込んだ……高齢ドライバーの事故が相次いでいます。

交通事故全体は減少していますが、高齢者による事故割合は増加の一途を辿り、対策は急務。今年3月には改正道路交通法も改正され、特に認知症検査が強化されました。

一方で、地方では公共交通機関が衰退し、車が無ければ生活ができない状況に陥っています。認知症患者を抱える家庭では、おじいちゃんが勝手に車に乗らないように鍵を隠す、などという涙ぐましいケースも出てきています。

しかし、問題はそう簡単ではありません。一番のネックは「年齢より個体差が大きい」こと。特に病歴や服薬の状況によって大きくリスクは変わってくるのです。

それでも希望はあります。たとえば……

・自動ブレーキ技術の導入で誤発進を防ぐ!

・免許返納者へプレゼントを送る自治体が増えている!(現在27万人、対象の2%)

・乗り合いタクシーなど輸送代替手段を整備する事例が増えている!

本書では、高齢ドライバーの「認知」「身体」の専門家からの寄稿に加え、地方問題や公共交通の専門家も参戦。この一冊で問題の核心が分かります!

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