山本五十六の懐刀と言われ、真珠湾奇襲の作戦計画を練り上げた男、源田実。「日本海軍が産んだ空の天才」と呼ばれた航空参謀が、真珠湾への道のりから、開戦後の破竹の進撃、そして運命のミッドウェイ海戦、連合艦隊崩壊の序曲となったマリアナ沖海戦、終戦間際の紫電改「剣部隊」の活躍までを克明に綴る。航空戦史を語る際に不可欠の幻の名著、ついに文庫化。