個人と同じように国家や民族も精神を病む。そして20世紀とは世界の各地で「精神分裂」が爆発した時代だった。日本が絶望的な戦争への道を突っ走り、資本主義が猛威を振い、ソ連が敢えなく潰れさった時代を『ものぐさ精神分析』の著者が読み解く。この時代に、そして次の世紀に希望はあるのか!?思わず膝を叩きたくなる一冊。