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  • 著者荒川章義
  • 出版社中央公論新社
  • ISBN9784121014566
  • 発行1999年1月

思想史のなかの近代経済学 / その思想的・形式的基盤

近代経済学は、個々人や社会によって日々なされる経済活動を丹念に観察し、それを形式化することによって成立したのではない。総体的経験から経済現象を切り離す意識、即ち「科学」の成立によってはじめて可能となった。この科学的精神こそ啓蒙の哲学が明らかにした認識のあり方である。-本書は近代経済学の思想的基盤と共に、解析力学から具体的にどのようにしてそれが生成したのかを検証し、その限界も明らかにする試みである。

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