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  • 著者チップ・キッド 坪野圭介
  • 出版社朝日出版社
  • ISBN9784255010090
  • 発行2017年6月

判断のデザイン

明瞭(クリア)か不可解(ミステリアス)か、それが問題だ。
何事も第一印象がすべて。その見た目をどう判断し、どうデザインすれば良いだろう?
村上春樹作品(アメリカ版)の装幀でも知られる「世界一有名なブックデザイナー」が導入するのは「!/?」という基準だ。
第一印象に必要なのは、明瞭さ(!)か、不可解さ(?)か、その両方か。
ダブルクリップに地下鉄のポスター、ATMにタバコのパッケージ……
身の回りにある様々な実例から、自らのブックデザインへの応用例まで。
明瞭/不可解の尺度で世界の見方を再定義する、デザイン=認識の技術。
「デザインという枠におさまる本でもない。たぶんこの本は『視点』に関わることを伝えるための本だ」……寄藤文平(解説冊子より)
Small books, big ideas. 未来のビジョンを語る。
人気のTEDトークをもとにした「TEDブックス」シリーズ日本版、第6弾。
「第一印象にもとづいて、私たちは物事を判断します。そういうものなんです。ひどい、と思いますか?
子供の頃、誰しもこう聞かされましたよね。『見た目で判断しちゃダメよ』。でも私たちはそうします。
なぜなら、私たちは視覚重視の文化の中で生活していて、私たちの心はまず目に映るものに反応してしまうからです。
本当の問題は、私たちが判断することそれ自体ではなく、どうやって判断しているかです。〔…〕
デザインを例にとってみると、見た目で判断しちゃダメという決まりはまるで意味をなしません。そもそもの性質上、デザインは一目見た瞬間から判断を要求するものです。
デザインというのは、なんらかの問題を解決するためにあるからです。もし判断されなかったら……それこそ問題です」(本書より)

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