• 著者笹沢左保
  • 出版社祥伝社
  • ISBN9784396326791
  • 発行1999年4月

地獄の辰犯科帳 / 傑作時代小説

「水、水だよ…」辰造の眼前で、袈裟掛けに斬られた夜鷹が謎の言葉を遺し息絶えた。その直前、本所で起きた両替屋の娘殺害。夜鷹は娘の最後の目撃者だった。口封じのため斬られたのか?「水」の意味するものは?-人々から蛇蝎の如く嫌われる深川堀川町の岡っ引き辰造、通称"地獄の辰"。剃刀のような切れ味の頭脳と二尺一寸の長十手が、江戸の悪を断つ。

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