昭和40年代から50年代にかけて、"今こそ政治を改革しなければ"と理想の政治を真剣に追い求めたすぐれた"政治家"がいた。昭和の"三賢人"と呼ばれた椎名悦三郎、前尾繁三郎、灘尾弘吉である。政界の浄化に腐心した彼らの足跡を丹念な取材と豊富な資料でたどりながら、政治のあり方を描いた野心作。