冬の岩木山に消えた、高校生たちの足跡-。日本隊マナスル初登頂で登山ブームにわいた昭和30年代の終わりに、悲劇は起こった…。奇跡的に救出された唯一の生還者らの証言をもとに、彼らの軌跡を克明にたどり、生と死の狭間を描く、傑作ノンフィクション!第八回開高健賞受賞。