師、柳義泰の信頼を得て学問に精進するホジュン。暗澹たる日々に一筋の希望を見出していた矢先、柳義泰が末期の胃癌に侵されていることが発覚する。内医院へ上るべく、漢城に赴く師の実子、柳道知。立身出世を顧みず、治療にあたるホジュン。二者の心ばえを見抜いた当代一の名医、柳義泰は不治の病に蝕まれた体をもってして、「心医」とは何かを問うべく、その胸にある決意を固めていた-。