内医院所属の官員として王室を回診することとなったホジュン。一方、世の中は戦乱の時代へと突き進んでいた。豊臣秀吉率いる倭軍の襲来。惨劇を眼前にしたホジュンは医員としての使命を自問していた。そして国王、宣祖は心より信頼を寄せるホジュンにある命を下す。東洋医学随一の医学書『東医宝鑑』を編纂せよというのだ。ついに、国王の主治医となったホジュン。実在した名医の一代記が、いま、幕を閉じようとしている。