「聖断」に従い和平への努力を続ける人々と、徹底抗戦を主張して蹶起せんとした青年将校たち-。そのあまりにも対照的な動きこそ、この一日の長さを象徴するものであった。昭和二十年八月十五日正午に至る一昼夜に繰り広げられた二十四幕の人間ドラマ。