• 著者河屋一
  • 出版社富士見書房
  • ISBN9784829118573
  • 発行2006年9月

輝石の花

"輝石使い"を目指す少女ベルネージュ。田舎の村に暮らす彼女は、幼馴染みの少年カッサや村の人たちと穏やかな日々を過ごしていた。だがその平和な村を"黙"が突如襲う。"黙"-それはあらゆる"命のリズム"を奪う存在。そしてこの襲撃により、村は滅亡した…。さらに半年後、孤児院に身を寄せていたベルネージュとカッサを更なる不幸が襲う。カッサの身体に"黙化"の兆候が現れたのだ。このままではカッサは"黙"になってしまう…。「二人なら大丈夫。大丈夫だよ…」ありとあらゆる病を治すという雪月花の伝説にすべてを託し、二人は旅に出る。最後の絆を失わないために-。読む者の心に切なくさわやかな風をおこす、感動の長編ファンタジー。

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