主人公の"俺"は由諸あるロンドンの最高級ホテル"ホテル・バビロン"のレセプション係。二日酔いで出勤すると、アメリカ人宿泊客からのクレーム-「朝食のステーキはまだか」。まったく朝からステーキ食うなよな…だが、この程度のことは日常茶飯事。悪夢のような一日のほんの序章にすぎないのだった。現在、某高級ホテルの支配人を務める著者が匿名で語る驚愕の真実は、超セレブのゴシップネタから、ホテルの黒い一面まで一般人には知りえない数々。禁断のホテルワールドを小説として描いた涙あり笑いありのノンフィクション・ドラマ。