18世紀末以来、ドイツにおいて地域的身分的社団は国家的統合の過程で、どのように"近代"の形成に関与したのか。ドイツ社会を単に西欧に対する後進性として捉えるのではなく、国家的諸改革と都市市民層・ツンフトなどの関係に注目し、転換期におけるドイツの"国制"と"市民"の固有の構造を問う。