1975年、書店界に風雲児が登場した。ベストセラーを売るように大量の思想書を積み、曲線と山型の書棚には世界の尖端があふれていた。「ひと」と「文化」を武器に旋風を巻き起こした個性派書店「池袋リブロ」の時代をその現場を担った著者があますところなく描き出す。