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  • Author中野純
  • Publisher講談社
  • ISBN9784062726641
  • Publish Date2010年10月

庶民に愛された地獄信仰の謎 / 小野小町は奪衣婆になったのか

「あの世」は「この世」よりおもしろい!
恐いけどのんきな閻魔、鬼卒もすぐ隣にいる
別府、箱根、京都など日本中に遺る「地獄」には日本人の粋な「適当さ」が息づいている
お寺の境内の端や門の外、墓地の前、川のほとりなどにひっそりと立つ小さなお堂を見つけたら、そっと覗いてみよう。そこはもしかしたら、地獄かもしれない。(中略)ものすごく恐いけれどどこかのんきで、不思議に極楽な日本の地獄。名もなき過去の人たちが生み出してきたこの闇のワンダーランドにもう一度親しみ直せば、この世を生きることがもっとおもしろくなると思う。日本の地獄の豊かな世界を受け継ぎながら、私たち今日の庶民も、ダークファンタジーをさらに紡いでいこう(これを冥界補完計画という)。地獄の謎を楽しみながら、奪衣婆や閻魔さまの正体をつくっていこう。身近な冥界へ、ようこそ! 地獄は私たちのためにある。
●地獄の覗きかた
●葬式仏教万歳!
●地獄のちょい役列伝
●東京一の巨大地獄
●蒙古斑は奪衣婆につねられた痕
●日本の地獄発祥の地、京都
●世界の三途の川
●首都に1番近い火山地獄、箱根
●別府地獄巡り、奪衣バスガイドの夢
●閻魔さまになにをお願いするのか

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    • Borrowed People