広告がかつてのようには効かなくなった。かけた費用に見合うだけの効果が得られなくなった。広告の炎上がおそろしい──。企業の担当者が広告にアタマを抱えるいまの状況は、なぜ起こっているのか。そんななかで企業は、どのように生活者に働きかけていけばいいのか。歴史ある国民的食品ブランドを復活に導いたり、高い技術に支えられてはいたものの知名度ゼロだったホーロー鍋を短期間のうちに「15ヶ月待ち」の予約状態にもちこんだりと、広告をつかわずに数々の企業の売り上げをあげてきた筆者が、その知見をまとめた1冊です。