将軍家のお膝下・江戸は、すでに18世紀ごろ、世界有数の消費都市だった。街は活気に満ち、物見遊山が盛んになり、歌舞伎や寄席、浮世絵などの文化も花開いていた。しかし、江戸庶民の普段の衣・食・住はどのようなものだったのだろうか。本当にテレビドラマや映画のようだったのだろうか。本書ではその他、遊びや労働、犯罪など、江戸庶民の実際の「意外な生活ぶり」を紹介する。