江戸の古地図を手に、東京のまちの成り立ちや景観を調べてきた「東京のまち研究会」の著者らが、西欧都市とは本質的に異なる江戸東京のまちの基層を解き明かした研究成果の集大成である。西欧の都市が手本で、アジアの都市は遅れている、という見方の呪縛から解かれる時代がやってきた。