宮武外骨とは、何者か-明治維新前夜の一八六七年に生まれ、明治大正昭和にわたり反骨反権力を貫いたジャーナリスト。発布直後の明治憲法を揶揄し不敬罪で初入獄。「滑稽新聞」「面白半分」など百二十余に及ぶ雑誌や書籍を発行。筆禍による入獄四回、罰金・発禁二十九回に及ぶ。一九八五年初版の文庫を改題して装い新たに登場。