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  • 著者山田風太郎
  • 出版社角川書店
  • ISBN9784041356418
  • 発行1989年11月

八犬伝 下

物語を語る作家・曲亭馬琴は丸に五十九歳、聞く画家・葛飾北済は六十六歳に達している。江戸は神田同朋町の鄙びた書斎。物語を書き初めてはや十四年目、初秋の夕暮れのことであった-。…遥か昔の怨念から安房里見家を救うため、世に現れた犬士八人。ここに彼らは出揃った。向う敵は関東管領扇谷定正。過去から未来へ、未来から過去へ。不思議な縁のもと、天命の糸で結ばれた八犬士が、いま立ち上る。悲運の姫君・伏姫のために。そして里見家再興のために…。二十八年の歳月をかけて綴った馬琴の最高傑作を、壮大な構想と緻密な構成で現代に蘇らせた不朽の名作。虚実一体、感動の大団円。

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