本書は「遺伝子操作による生物改造」をいろいろな局面から検討している。基本となる科学的原理は生物学を知らない人にもわかるようにやさしく解説し、一方、倫理上の問題はかなり深いところまで議論している。というわけで、本書1冊で、「遺伝子操作による生物改造」に関するいろいろな論争のすべてについて、読者が自分で理解し判断できるようになっている。