• 著者金子勝 児玉龍彦
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062950589
  • 発行2010年6月

新興衰退国ニッポン

16分に1人が自殺!
ここ10年の年間平均餓死者70人!
労働者4人に1人が年収200万円以下!
国民1人あたりのDP世界ランキング2000年3位→2008年23位!
日本は衰退過程に入っており、このままでは持続できない状態になっている。そして、そのことを自己認識しなければ、この社会はいずれ滅びるだろうということである。それは、誰もが薄々そう思っていながら避けている現実である。しかし、「100年に1度」の世界経済危機は、そのことを白日の下にさらしてしまった。それでも、日本に生きる多くの人々は現実をはっきり認めようとしない。いや、見ようとしていない。誰もが、自らが滅びの過程に入っていると言われたくないのはわかる。だが、現実は現実である。現実を避ければ避けるほど、滅びはますます現実化してしまうのだ。――<「はじめに」より抜粋>

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